好きな夢を一度だけ見ることができるとしたら、あなたは?
老人と海、という本をお借りしました。
仕事でルールや正しいを中心に生活している私にとって、感覚やポリシーを大切にし、海へ出て大物がかかる瞬間を待つ人の人生に触れることができるのは、本来自分が大切にしてきた直感を思い出させてくれます。
主人公の老人が夢の中で、これが夢だと自覚し、夢を継続させる一幕があります。
私がもし、一度だけ、好きな夢を今見ることができるとしたら何だろうかと考えました。
絶対アフリカにいます。
アフリカの人たちと喧嘩をしています。
そして彼らと一緒に海の上にいます。
タンザニアで生活をしていたとき、一度だけ、タンザニアの漁師たちと深夜の網漁に行ったことがあります。
船酔いで網のベットにブルーシートの布団で夜風に当たりながら寝た記憶。
結局不作でしたが、イカが一匹引っかかっていて、そいつを船の上で食って、朝日に向かって「うまーーーーい!」と叫びました。
さっきまで生きていたものを殺して食べるって本当に命をもらう感覚がします。
そしてこの「見たい夢」が今の自分の望みなのでしょう。